フェノメンとは
About Phenomen
フェノメン phenomen
Phenomen(フェノメン)は、カーデザインに従事していたAlexandre Meyer(アレクサンドル・メイエー)が、革新的な時計を世に送り出したいと構想していたプランを実現するにあたって、その意図を理解し高度な時計製造技術に精通し経験豊富な技術者が必要不可欠であり、様々な高級機械式時計のプロダクトを手がけてきたSylvain Nourisson(シルヴァン・ヌリッソン)と出会うことで誕生したフランスの高級機械式時計ブランドです。

アレクサンドル・メイエーは、デザインとメカニカルのどちらもがプロダクト製造において共存する時計と同様のカーデザインに長年携わっていたので、フェノメンのプロダクトを作り上げる場合もその視点を大事にしたデザインワークが行われています。また、ヨーロッパでも独特なフランス文化のエッセンスと、数多くのカーデザインを手がけてきたアレクサンドル自身の経験を反映させることで、メイドインフランスというだけでなく、フランス人の手によるフレンチクリエイションを表現しています。
ブランド名の由来
What’s in a name?
「Phenomen(フェノメン)」というブランド名は、「感覚によって感じ取られるもの」を意味する「Phenomenon(フェノメノン)」というギリシャ語からインスパイアされています。時計は、デザインを眺め、そのカーブに触れ、ムーブメントの奏でる音に耳を傾けることで、視覚・触覚・聴覚といった五感に訴えかけるプロダクトだと考え、その感覚を魅了することがフェノメンのプロダクトの最大の魅力です。また、そういった芸術作品のような魅力を持ちながらもためらくことなく日常生活のなかで道具として使える時計を作ることも目標の一つです。
2人の創業者
Founders
アレクサンドル・メイエー
Alexandre Meyer
フェノメン phenomen
フランス・ブザンソン出身。社長兼創業者。2002年にIFMA(フランス高等機械学院)卒業により学位を取得した後、現在のクリエイティビティのベースを培うことになるフランス自動車産業のトップ企業であるPSAグループに入社。PSAではデザインのインスピレーションとなるマーケットリサーチとテクノロジーイノベーションを担当することで幅広い知識とセンスを磨きました。
また、それと同時にデザインの分野では世界的に有名なパリのクレアポールでトランスポートデザインを学びスタイルとテクニックという2つ分野を結び付けるセンスを身に着けたことがその後のキャリアを決定付けています。PSAグループではその才能が認められグループ全体のデザイン開発を行う先進デザイン部門に配属されました。
2011年にPSAグループを退社、デザインのセンスを活かして、オフィスのバーチャル化を提供するデザインスタジオを開設し、それと同時に時計に関するプロジェクトをスタートさせています。
2014年には自身の構想していた時計のプロジェクトに専念するために生まれ故郷でもあるブザンソンに戻りコンセプトをつくりながら、いよいよ複数のパートナーからのサポートをもとに2017年にフェノメンを設立しました。
シルヴァン・ヌリッソン
Sylvain Nourisson
フェノメン phenomen
フランス・アヴィニョン出身。ウォッチメーカー。フランスのモルトー時計学校で工芸資格DMAを取得後、独立時計師クリストフ・クラーレの工房で高級機械式時計の開発と組み立てに携わりました。
2008年からは時計会社に勤務し、複数の時計ブランドのプロトタイプ開発と製作に携わり、時計の構想により深く携わりたいとの思いから、高級ムーブメントメーカーのラ・ジュー・ペレへ入社し開発部長を務めました。在職中にはアーノルド&サンやアンジェラスの代表的なモデルの開発サポートに携わり、特にアーノルド&サンでは22種類のモデル開発を行っています。その後、ラ・ジュー・ペレがシチズン社に買収されたことによりシチズングループ全体のテクニカルコンサルタントに就任、50モデル以上の時計開発に携わっています。
その後2017年アレクサンドルと出会いフェノメンへ参画、テクニカルオペレーションディレクターとしてフェノメンのメカニック全般を統括しています。
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